ベランダやバルコニーの防水工事に使われることが多い「FRP防水」。軽量で耐久性が高く、戸建て住宅でもよく見かける防水方法です。でも、「FRP防水って何年くらいもつの?」「そろそろうちのベランダもメンテナンスが必要かしら?」と、不安に思う方も多いのではないでしょうか。この記事では、FRP防水の寿命やメンテナンス時期、劣化のサインについて、わかりやすく丁寧に解説します。大切な住まいを長持ちさせるために、ぜひ最後までご覧ください。
1:FRP防水とは?その特徴と選ばれる理由
FRP防水とは、「繊維強化プラスチック(Fiber Reinforced Plastic)」の略で、ガラス繊維などを混ぜた樹脂を使った防水工法です。船や車のパーツなどにも使われるほど丈夫で軽い素材なので、住宅のベランダや屋上などにもぴったりの防水方法として広く使われています。
■ FRP防水の特徴
| 特徴 | 内容 |
|---|---|
| 素材 | ガラス繊維+樹脂の強化プラスチック |
| 耐久性 | かなり高い・衝撃に強い |
| 施工性 | 乾燥が早く工期が短い(1日で終わる場合も) |
| 形状対応 | 複雑な形でもOK(継ぎ目がない) |
| 難点 | 紫外線で劣化・ひび割れの可能性あり |
■ メリット
-
非常に丈夫で歩行が多い場所に向いている
-
工期が短い(生活への影響が少ない)
-
継ぎ目がないため雨漏りしにくい
-
複雑な形のベランダにも施工可能
■ 注意点
ただし、万能に見えるFRP防水にも注意点はあります。例えば、紫外線による表面の劣化や、経年によるひび割れなどは避けられません。どんなに丈夫な素材でも、定期的な点検やメンテナンスは必要なのです。
このように、FRP防水は多くの利点があるため、現在では戸建て住宅のベランダ防水として主流になっています。
2:FRP防水の寿命はどれくらい?実際の耐用年数と注意点
FRP防水の一般的な寿命は10〜12年程度とされています。ただし、これはあくまで平均的な目安であり、使用環境や施工の質、メンテナンスの頻度によって多少前後することがあります。
■ 寿命の目安
| 項目 | 目安 |
|---|---|
| FRP防水の寿命 | 10〜12年 |
| トップコート再塗装 | 5〜7年ごと |
| 点検が必要な時期 | 築10年〜 |
例えば、直射日光が強く当たる南向きのベランダや、風通しが悪く湿気がこもりやすい場所では、劣化のスピードが早まる傾向があります。また、施工時に適切な下地処理や塗膜の厚みが保たれていないと、本来の耐久性が発揮されにくいこともあります。
■ 寿命が縮む条件
-
南向きで日差しが強い
-
風通しが悪く湿気がこもる
-
施工不良(下地処理不足・塗膜が薄い)
-
トップコートを更新していない
特に築10年を過ぎたあたりからは、専門業者による定期点検を受けることをおすすめします。点検によって劣化の早期発見ができれば、補修のみで済む場合もあり、コストを抑えることが可能です。
また、FRP防水の表面には、紫外線から守るためのトップコートが塗られています。このトップコートは5〜7年ごとの塗り替えが推奨されており、これを怠ると、FRP層そのものの劣化が進んでしまいます。
■ 寿命を延ばすポイント
-
トップコートを5〜7年ごとに再塗装
-
専門業者による点検
-
ひび割れを早めに補修
3:FRP防水のメンテナンス時期と費用の目安
FRP防水を長持ちさせるには、定期的なメンテナンスが非常に重要です。特に忘れてはいけないのが、「トップコート」の再塗装です。トップコートは、FRP防水層を紫外線や風雨から守るための保護膜で、これが劣化すると、内部の防水層が直接ダメージを受けやすくなります。
■ メンテナンス内容と費用(表)
| メンテナンス内容 | 費用目安(1㎡) | タイミング |
|---|---|---|
| トップコート塗り替え | 2,000〜3,500円 | 5〜7年ごと |
| FRP防水の再施工 | 5,000〜8,000円 | 劣化が進んだ場合 |
(※あくまで目安です 塗装内容によって大きく価格が変動します。)
※10㎡のベランダなら2〜3万円(トップコート)、全面再施工なら5〜8万円ほど
費用だけでなく、メンテナンスのタイミングを見逃さないことも大切です。以下のようなサインが見られたら、早めに専門業者へ相談することをおすすめします。
・表面が白っぽくなってきた(チョーキング現象)
・小さなひび割れがある
・水たまりができやすくなった
・コーティングが剥がれている部分がある
これらは、防水機能が低下してきているサインです。放置してしまうと、雨漏りや建物の内部腐食につながる恐れもあるため、注意が必要です。
また、メンテナンスを依頼する際は、「防水工事の専門業者」や「外壁塗装とセットで対応してくれる業者」にお願いするのが安心です。
■ 業者選びのポイント
-
防水専門業者 or 塗装+防水に強い会社
-
見積りに「工事内容の内訳」が明確にある
-
実績・保証の有無
費用が気になる方もいらっしゃるかもしれませんが、早めのメンテナンスは結果的にコストを抑えることにつながります。トラブルが大きくなる前に、小さな手入れで済ませることが、家計にも優しい選択になるのです。
4:FRP防水の劣化サインとは?見逃さないためのチェックポイント
FRP防水は高耐久で優れた防水性能を持っていますが、経年劣化は避けられません。劣化のサインを早めに見つけることで、大がかりな修理を防ぎ、費用の節約にもつながります。ここでは、ご家庭でもチェックできる劣化の兆候をわかりやすくご紹介します。
| 劣化サイン | 状態の意味 |
|---|---|
| 表面が白い(チョーキング) | トップコート劣化 |
| 小さなひび | 水が入り始める可能性 |
| 水たまりが残る | 防水層のたわみ/勾配不良 |
| 塗膜の剥がれ・膨れ | 内部に水が侵入 |
| 色あせ・変色 | 防水性低下のサイン |
■ 1つでも当てはまれば?
→ 点検を依頼するタイミングです。
早めの対応で「部分補修で済む」可能性が高くなります。
5:FRP防水を長持ちさせるための日常的なお手入れ方法
FRP防水は適切なメンテナンスを行えば、本来の寿命である10年以上、状態によっては15年ほどもたせることも可能です。そのためには、専門業者による点検やトップコートの塗り替えだけでなく、ご家庭でできる日常的なお手入れも大切です。ここでは、誰でも簡単に実践できるお手入れ方法を紹介します。
① 定期的な清掃を心がける
まず一番大切なのは、月に1〜2回の簡単な掃除です。ホコリや落ち葉、泥などのゴミがたまっていると、水はけが悪くなり、排水口が詰まって水たまりができやすくなります。その結果、防水層の劣化が早まる原因に。
特に秋や春の花粉の多い時期、風が強い日が続いた後などは、こまめに掃除をしておくと安心です。
② デッキブラシや高圧洗浄はNG
FRP防水の表面はツルツルしていて汚れが落ちやすいですが、硬いブラシや高圧洗浄機を使うと表面のトップコートを傷つける恐れがあります。
掃除をする際は、柔らかいスポンジや雑巾を使い、水で流す程度のやさしい手入れにとどめましょう。
③ 重たい物を長期間置かない
植木鉢や収納ボックスなど、重たい物を長期間置いていると、その部分だけが湿気を帯びたり、塗膜が傷みやすくなります。
特に水が染み出すタイプの鉢植えは要注意。時々場所を移動させたり、床と接しないように受け皿を使うなどの工夫をしましょう。
④ 日常の異変に敏感になる
たとえば「最近やけに滑りやすいな」「足元がギシギシするような感じがする」など、小さな違和感に気づいたときこそ要注意です。ちょっとした変化をそのままにせず、メモしておいて点検時に相談するのも良い対策になります。
⑤ 定期的に写真を撮っておく
ベランダやバルコニーの状態を定期的にスマートフォンで写真に残しておくのもおすすめです。変化が一目でわかるうえ、業者に相談するときの資料にもなります。
こうした日々のお手入れを心がけることで、防水層の寿命をぐっと延ばすことができるだけでなく、結果的に大きな出費を避けることにもつながります。
まとめ:FRP防水の寿命を知り、早めのケアで住まいを長持ちさせましょう
FRP防水の寿命は一般的に 10〜12年。しかし、5〜7年ごとのトップコート再塗装を続ければ、防水層を紫外線や雨から守り、寿命をしっかり延ばすことができます。
特に、次のような劣化サインは早めのチェックが大切です。
・表面が白く粉を吹く
・小さなひび割れ・剥がれ
・雨のあとに水たまりが残る
・色あせ・変色
これらを放置すると補修範囲が広がり、費用も増えやすくなります。逆に、早めに専門業者へ相談すれば、部分補修で済むケースが多く、負担を抑えられます。
また、日常のちょっとした工夫——
・硬いブラシを使わない
・重い家具を置きっぱなしにしない
といった習慣だけでも、防水層は驚くほど長持ちします。
見た目は丈夫でも、FRP防水は気づかないうちに劣化が進むこともあります。築10年を過ぎたら、一度プロの点検を受けるだけでも安心です。
小さなメンテナンスが、大切な住まいを長く守る一番の近道。
気になるサインがある方は、この機会にぜひチェックしてみてください。
塗装に関するお悩みやご相談にもお答えいたしますので、ぜひ気軽に相談してみてくださいね。
春日市をはじめ、那珂川市で外壁塗装や屋根塗装、防水工事を行っています。
お家の状態に合わせて、最適なプランをご提案し、丁寧に施工いたします!
さらに、現地調査やお見積り、劣化診断も無料で行っていますので、
ぜひお気軽にお問い合わせください。
電話番号:050-5530-6409
春日市,那珂川市の外壁塗装・屋根塗装はこちら













